関数の種類 |
統計関数 |
書式 |
TREND(既知のy,既知のx,新しいx,定数) |
TREND関数の使い方
TREND関数は回帰直線による予測値を返します。
既知のxを省略した場合は既知のyで指定した同じサイズの配列を指定したと見なされます。
指定した既知のyと既知のxの参照する範囲のサイズが異なる場合はエラー値#REF!が返されます。
指定した既知のy又は既知のxに文字列、論理値又は空白セルが含まれていた場合は
エラー値#VALUE!が返されます。
引数の指定方法 |
既知のy |
既に分かっているyの値をセル範囲の参照などで指定(y=mx+bという関係になります) |
既知のx |
既に分かっているxの値をセル範囲の参照などで指定(省略可能)(y=mx+bという関係になります) |
新しいx |
yの値を計算するための新しいxの値を指定 |
定数 |
定数bを計算するかどうか論理値で指定
TRUE(省略) |
bの値が計算されます |
FALSE |
bの値は0となりy=mxとなるようにmの値が調整されます |
|
B9に=TREND(B2:B8,A2:A8,A9)を入力すると以下の表の結果となります。
B9の=TREND(B2:B8,A2:A8,A9)では既知のyにB2:B8、既知のxにA2:A8、新しいxにA9セルの値8を指定し
定数は省略しています。
B9には8月の売り上げ予測値355714.2857が返されます。
|
A |
B |
1 |
月 |
売り上げ |
2 |
1 |
100000 |
3 |
2 |
150000 |
4 |
3 |
180000 |
5 |
4 |
200000 |
6 |
5 |
230000 |
7 |
6 |
300000 |
8 |
7 |
320000 |
9 |
8 |
355714.2857 |
配列数式として入力する TREND関数
以下の表では配列数式として入力して8月から10までの売り上げの予測値を返しています。
まず、 B9に=TREND(B2:B8,A2:A8,A9)を入力し、B9:B11を選択後、数式バーをクリックしCtrrl+Shiftを
クリックしながらEnterをクリックします。
B9、B10、B11にそれぞれ配列数式として{=TREND(B2:B8,A2:A8,A9)}が入力されます。
これにより、月に対応した売り上げ予測値がB9、B10、B11にそれぞれ返されます。
|
A |
B |
1 |
月 |
売り上げ |
2 |
1 |
100000 |
3 |
2 |
150000 |
4 |
3 |
180000 |
5 |
4 |
200000 |
6 |
5 |
230000 |
7 |
6 |
300000 |
8 |
7 |
320000 |
9 |
8 |
355714.2857 |
10 |
9 |
391785.7143 |
11 |
10 |
427857.1429 |
|
|