関数の種類 |
統計関数 |
書式 |
RANK(数値,範囲,順序) |
RANK関数の使い方
RANK関数は降順又は昇順で範囲内の数値を並べ替えた時の指定した値の位置(順位)を返します。
RANK関数を使用すると範囲内で特定の値が何番目に位置しているのか(順位)を調べる事が出来ます。
範囲に含まれる文字列、論理値、空白セルは計算対象外です。
引数の指定方法 |
数値 |
順位を調べたい数値を指定 |
範囲 |
数値を含むセル範囲や名前、数値配列を指定 |
順序 |
並び替え方法を(昇順か降順)を0が0以外で指定
0または省略した場合、降順で並び替えられます
0以外を指定した場合、昇順で並び替えられます |
B2に=RANK(5,A1:A4) B4に=RANK(5,A1:A4,1)を入力すると以下の表の結果となります。
B2の=RANK(5,A1:A4)では数値に5、範囲にA1:A4を指定し、順序は省略しています。
よって、A1:A4の数値を降順に並び替えた時の5の順位2をB2に返します。
B3の=RANK(5,A1:A41)では数値に5、範囲にA1:A4を指定し、順序は1を指定しています。
順序に0以外の数値を指定した場合は昇順で並べ替えが行われます。
よって、A1:A4の数値を昇順に並び替えた時の5の順位3をB4に返します。
|
A |
B |
1 |
2 |
降順 |
2 |
5 |
2 |
3 |
6 |
昇順 |
4 |
1 |
3 |
RANK関数を使用してテスト受験者の順位を返す
以下の表では英語テスト受験者のテスト点数からそれぞれの受験者の順位を返しています。
C2に=RANK(B2,$B$2:$B$6) C3に=RANK(B3,$B$2:$B$6) C4に=RANK(B4,$B$2:$B$6)
C5に=RANK(B5,$B$2:$B$6) C6に=RANK(B6,$B$2:$B$6)を入力すると以下の表の結果となります。
|
A |
B |
C |
1 |
受験者 |
英語テスト点数 |
順位 |
2 |
佐藤 |
95 |
2 |
3 |
田中 |
97 |
1 |
4 |
安部 |
70 |
4 |
5 |
林 |
86 |
3 |
6 |
内田 |
67 |
5 |
テスト点数が同点だった場合 RANK関数
RANK関数では指定した範囲内に同値がある場合は同じ順位として返されます。
以下の表は上記と同じようにC2からC6までRANK関数を入力し、田中の点数を95に変更しています。
この場合は佐藤95点と田中95点が同じ数値でもっとも高い点数なので両者とも順位は1となります。
|
A |
B |
C |
1 |
受験者 |
英語テスト点数 |
順位 |
2 |
佐藤 |
95 |
1 |
3 |
田中 |
95 |
1 |
4 |
安部 |
70 |
4 |
5 |
林 |
86 |
3 |
6 |
内田 |
67 |
5 |
|
|