関数の種類 |
論理関数 |
書式 |
IF(論理式,論理式が真の場合,論理式が偽の場合) |
IF関数の使い方
IF関数は論理式が真の時(指定した条件がTRUEの時)に真の場合を返し、論理式が偽の時に偽の場合を返します。
条件によって出力させる結果を変える事が出来ます。(条件分岐)
セルB2に、=IF(A2>0,"黒字","赤字") セルB3に、=IF(A3>0,"黒字","赤字")を入力すると以下の様に結果が返されます。
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A |
B |
C |
D |
E |
1 |
投資収益 |
収益状況 |
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2 |
100 |
黒字 |
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3 |
-100 |
赤字 |
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B2に入力した=IF(A2>0,"黒字","赤字")の解説
論理式は A2>0 真の場合は "黒字" 偽の場合は "赤字"
論理式のA2>0はセルA2の値が0以上という意味です。真の場合と偽の場合には今回は黒字と赤字を指定しています。文字列を指定する場合は""(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。数値として返す場合は囲む必要はありません。
最大7つまでIF関数をネストする事が出来ます。以下の表は
B2に =IF(A2=0,"遅刻無し",IF(A2=1,"遅刻1回",IF(A2=2,"遅刻2回","")))
B3に =IF(A3=0,"遅刻無し",IF(A3=1,"遅刻1回",IF(A3=2,"遅刻2回","")))
B4に =IF(A4=0,"遅刻無し",IF(A3=1,"遅刻1回",IF(A3=2,"遅刻2回","")))を入力した表です。
IF関数を3つネストしています。このようにIF関数をネストさせる事により複数の条件を設定し、それぞれの結果を返す事も可能です。
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A |
B |
C |
D |
E |
1 |
遅刻回数 |
遅刻状況 |
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2 |
0 |
遅刻無し |
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3 |
1 |
遅刻1回 |
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4 |
2 |
遅刻2回 |
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IF関数とAND関数を組み合わせて使用する
IF関数とAND関数を組み合わせて使うこともできます。
以下の表の
B2セルに =IF(AND(A2<=9,A2>=1),"1から9","10枚以上")
B3セルに =IF(AND(A3<=9,A3>=1),"1から9","10枚以上")
B4セルに =IF(AND(A4<=9,A4>=1),"1から9","10枚以上")
以上のように入力すれば以下の様に結果が返されます。
B2、B3でのAND関数はTRUEを返し、IF関数の真の場合"1から9"を出力しています。
B4でのAND関数はFALSEを返し、IF関数の偽の場合"10枚以上"を出力しています。
この様にIF関数とAND関数を組み合わせて使う事も可能です。
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A |
B |
C |
D |
E |
1 |
株数 |
株数状態 |
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2 |
1 |
1から9 |
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3 |
7 |
1から9 |
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4 |
10 |
10枚以上 |
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IF関数とOR関数を組み合わせて使用する
IF関数とOR関数を組み合わせて使うこともできます。
以下の表の
B2セルに =IF(OR(A2="グラフ1",A3="グラフ2"),"グラフ有り","グラフ無し")
B3セルに =IF(OR(A3="グラフ1",A3="グラフ2"),"グラフ有り","グラフ無し")
B4セルに =IF(OR(A4="グラフ1",A3="グラフ2"),"グラフ有り","グラフ無し")
以上のように入力すれば以下の様に結果が返されます。
B2、B3でのOR関数はTRUEを返し、IF関数の真の場合"グラフ有り"を出力しています。
B4でのOR関数はFALSEを返し、IF関数の偽の場合"グラフ無し"を出力しています。
子の様にIF関数とOR関数を組み合わせて使う事も可能です。
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A |
B |
C |
D |
E |
1 |
グラフ種類 |
グラフの有無 |
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2 |
グラフ1 |
グラフ有り |
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3 |
グラフ2 |
グラフ有り |
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4 |
|
グラフ無し |
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