関数の種類 |
検索/行列関数 |
書式 |
HLOOKUP(検索値,範囲,行番号,検索の型) |
HLOOKUP関数の使い方
HLOOKUP関数は配列またはテーブルの先頭行の特定の値を検索し、指定した行番号に対応した値を返します。
検索値が入力されているセルから指定した行数分、下にある値を取り出す事ができます。
検索の型にFALSEを指定し、検索値が見つからない場合、エラー値#N/Aが返されます。
指定した行番号が1より小さい場合、又は指定した範囲の行数より大きい場合はエラー値が返されます。
指定した検索値が上端の行に含まれていない場合、又は検索の型にFALSEを指定し完全に一致するデータが存在しない場合はエラー値#N/Aが返されます。
引数の指定方法 |
検索値 |
一番上の行で検索する値、文字列、セル参照を指定 |
範囲 |
検索したいデータが含まれるテーブルをセル範囲の名前、セル範囲の参照で指定
検索の型にTRUEを指定した場合、正しく計算させる為に一番上の行のデータを
昇順に並び替えておく必要があります。 |
行番号 |
検索したいデータが含まれる行番号を数値やセル参照で指定
指定した範囲の一番上の行が1となります。 |
検索の型 |
論理値で指定
TRUE(省略) |
近似値を含めて検索される
検索値が見つからない時に検索値未満の最も大きい値が返される |
FALSE |
検索値と完全に一致する値を検索し返す |
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D2に =HLOOKUP("家賃収入",A1:C3,2,FALSE)を入力すると以下の表の結果になります。
D2の=HLOOKUP("家賃収入",A1:C3,2,FALSE)では検索値に"家賃収入"、範囲にA1:A3、行番号に2
検索の型にFALSEを指定しています。
よって、検索値を完全に一致する"家賃収入"の列の2行目の値10がD2に返されます。
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A |
B |
C |
D |
1 |
利子収入 |
家賃収入 |
売買利益 |
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2 |
12 |
10 |
5 |
10 |
3 |
15 |
9 |
7 |
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D2に =HLOOKUP("サイト",A1:C3,2)を入力すると以下の表の結果になります。
D2の=HLOOKUP("サイト",A1:C3,2)では検索値に"サイト"、範囲にA1:A3、行番号に2、
検索の型は省略しています。
よって、完全に一致するデータが無かった為、"クリック数"の列の2行目の値8がD2に返されます。
これは検索値"サイト"の「サ」未満でもっともと大きい値である"クリック数"が選ばれるためです。
かなは「あ」〜「ん」の順に並べ変えておかなければ正しく計算されません。
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A |
B |
C |
D |
1 |
アクセス数 |
クリック数 |
リンク数 |
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2 |
20 |
8 |
5 |
8 |
3 |
27 |
9 |
7 |
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D2に =HLOOKUP("4月",A1:C3,3)を入力すると以下の表の結果になります。
D2の=HLOOKUP("4月",A1:C3,3)では検索値に"4月"、範囲にA1:A3、行番号に3、
検索の型は省略しています。
よって、完全に一致するデータが無かった為、"3月"の列の3行目の値7がD2に返されます。
これは検索値"4月"未満でもっともと大きい値である"3月"が選ばれるためです。
数値は1〜9の順に並べ変えておかなければ正しく計算されません。
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A |
B |
C |
D |
1 |
1月 |
2月 |
3月 |
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2 |
20 |
7 |
6 |
7 |
3 |
10 |
7 |
7 |
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