関数の種類 |
検索/行列関数 |
書式(セル範囲形式) |
INDEX(範囲,行番号,列番号,領域番号) |
書式(配列形式) |
INDEX(配列,行番号,列番号) |
INDEX関数の使い方
INDEX関数はセル範囲形式と配列形式の2種類があります。
セル範囲形式は指定した行と列が交差する位置にあるセルの値を抽出または参照を返します。
配列形式は行番号と列番号で指定したテーブルまたは配列の値を返します。
INDEX関数-セル範囲形式
行番号・列番号に範囲で指定している範囲の範囲外を指定した場合、エラー値#REF!が返されます。
領域番号を省略した場合は1とみなされます。
引数の指定方法 |
範囲 |
セル参照を指定 |
行番号 |
行の位置を数値で指定 |
列番号 |
列の位置を数値で指定 |
領域番号 |
範囲で複数の範囲を指定した場合、どの範囲の値を返すかを数値で指定(省略可能) |
D1に =INDEX(A2:C4,2,3)を入力すると以下の表の結果となります。
D1の=INDEX(A2:C4,2,3)では範囲にA2:C4のセル範囲を指定し、行番号には2、列番号には3、
領域番号は省略しています。
よって、範囲A2:C4内で2行目と3列目が交差するセルの値15万円が返されます。
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A |
B |
C |
D |
1 |
マンション名 |
部屋数 |
家賃収入 |
15万円 |
2 |
マンションA |
50 |
50万円 |
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3 |
マンションB |
20 |
15万円 |
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4 |
マンションC |
30 |
35万円 |
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D4に =INDEX((A2:C4,A6:C8),2,3,2)を入力すると以下の表の結果となります。
D4の=INDEX((A2:C4,A6:C8),2,3,2)では範囲にA2:C4とA6:C8の2つのセル範囲を指定し、行番号には2、列番号には3、
領域番号は2を指定しています。
よって、範囲A6:C8内で2行目と3列目が交差するセルの値10万円が返されます。
このとき、範囲に複数のセル範囲を指定する場合は範囲をカンマで区切り、括弧()で囲む必要があります。
領域番号は範囲での入力順となります。例えば範囲に(A2:C4,A6:C8)と指定したとすると領域番号1がA2:C4、領域番号2がA6:C8となります。
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A |
B |
C |
D |
1 |
マンション名 |
部屋数 |
家賃収入 |
10万円 |
2 |
マンションA |
50 |
50万円 |
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3 |
マンションB |
20 |
15万円 |
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4 |
マンションC |
30 |
35万円 |
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5 |
アパート名 |
部屋数 |
家賃収入 |
|
6 |
アパートA |
15 |
25万円 |
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7 |
アパートB |
8 |
10万円 |
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8 |
アパートC |
13 |
20万円 |
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INDEX関数-配列形式
引数の指定方法 |
配列 |
配列定数又はセル範囲を指定 |
行番号 |
行の位置を数値で指定 |
列番号 |
列の位置を数値で指定 |
D1に =INDEX(A2:C4,2,2)を入力すると以下の表の結果となります。
D1の=INDEX(A2:C4,2,2)では配列にA2:C4のセル範囲を指定し、行番号に2、列番号に2を指定しています。
よって、D1に2行目と2列目が交差するセルの値20が返されます。
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A |
B |
C |
D |
1 |
マンション名 |
部屋数 |
家賃収入 |
20 |
2 |
マンションA |
50 |
50万円 |
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3 |
マンションB |
20 |
15万円 |
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4 |
マンションC |
30 |
35万円 |
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A1に =INDEX({10,5;3,6},1,0)を入力しA1:C1を選択後、配列数式として入力すると以下の表の結果となります。
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