関数の種類 |
財務関数 |
書式 |
RATE(期間,定期支払額,現在価値,将来価値,支払期日,推定値) |
RATE関数の使い方
RATE関数は利率を求める関数です。
例えば、積立期間を2年とし、月々20000円の積立をして満期に積立額が300000円に到達する為に必要な利率を求めることができます。
RATE関数の計算には反復計算が使用され、反復計算を20回実行した時点で収束値が0.0000001以下にならない時は、エラーが返されます。
引数の指定方法 |
期間 |
投資期間全体での支払回数の合計を指定
投資期間が2年として月払いで返済する場合には数式12*2や24を指定します。 |
定期支払額 |
毎回の支払額を指定(省略可能)
定期支払額を省略した場合は将来価値を指定する必要があります。 |
現在価値 |
将来行われる一連の支払いを現時点で一括払いした場合の合計金額、または元金を指定 |
将来価値 |
最後の支払いを行った後に残る現金の収支を指定(省略可能)
将来価値を省略した場合は定期支払額を指定する必要があります。 |
支払期日 |
支払いがいつ行われるかを0または1で指定
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推定値 |
利率の推定値を指定(省略可能)
省略した場合は10%が計算に使用されます。 |
B6に=RATE(B1*12,B2,B3,B4)を入力すると以下の表の結果となります。
B6の=RATE(B1*12,B2,B3,B4)では期間にB1*12を指定し、定期支払額にB2、
現在価値にB3、将来価値にB4(250000)、支払期日と推定値は省略しています。
積立期間を1年として毎月20000円ずつ積み立てした場合に将来価値(目標金額)250000円に到達する為に必要な月利1%がB7に返されます。(%は小数点以下を切り上げて表示)
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A |
B |
1 |
期間(年) |
1 |
2 |
定期支払額 |
-20000 |
3 |
現在価値 |
0 |
4 |
将来価値 |
250000 |
5 |
支払期日 |
0 |
6 |
推定値 |
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7 |
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1% |
RATE関数で年利を計算する
年利を計算する場合は上記の=RATE(B1*12,B2,B3,B4)に12を掛けて=RATE(B1*12,B2,B3,B4)*12とします。 |
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